こんにちは、TOMOです。
新型コロナウイルスのワクチン接種が徐々に始まり、明るい兆しが見えてきたこの頃となっています。今まで不安や恐怖で笑うことが遠ざかってしまった方も多かったかもしれませんが、これからまた笑いを取り戻していく時に入ったのかなと個人的に思いましたので今回は笑うことの大切さについて解説していこうと思います。科学的にもすごく良いことだと証明されているのでボクからは科学的な面も含めて紹介していこうと思います。それではどうぞ。
はじめに 笑うこと
笑ってあげなさい。
マザー・テレサ
笑いたくなくても笑うのよ。
笑顔が人間に必要なの。
心が嬉しくなった時に出る感情表現、「笑い」。笑いたくない、笑える状態じゃないから笑うことなんてできない、という人もいるかもしれません。ですがその状態は身体機能の死を早めることに。笑わない人はよく笑う人に比べて死亡率が2倍になるという山形大学の調査結果も出ています。心理的にどうしてもそれが出来ないという方もいらっしゃるかと思います。ただボクはあえて言います。それでも笑ってください。マザー・テレサが言う様に、笑いたくなくても無理やりにでも。行動を先に起こすと気持ちは後からついてきます。何より笑うと自身も周りの人も幸せに出来ます。笑顔は人と人とがWin-Winな関係を築くための最高の魔法だと思うんです。「笑う門には福来る」。そして笑うことは科学的に証明された身体に嬉しい効果もあります。
笑うことの科学的効果
NK細胞を活性化
がん細胞(若い人の体にも1日3000~5000個ものがん細胞が発生しています)や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治しているのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞。人間の体内にはNK細胞が50億個あるとされ、その働きが活発だとがんや感染症にかかりにくくなると言われています。
笑うと、免疫のコントロール機能をつかさどっている間脳に興奮が伝わり、情報伝達物質の神経ペプチドが活発に生産される。“笑い”が発端となって作られた”善玉”の神経ペプチドは、血液やリンパ液を通じて体中に流れ出し、NK細胞の表面に付着し、NK細胞を活性化。
結果、がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃し免疫力が高まります。
脳の働きが活性化
脳の海馬は、新しいことを学習するときに働く器官。笑うと活性化されて、記憶力がアップします。また、”笑い”によって脳波のなかでもアルファ波が増えて脳がリラックスするほか、意志や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液量が増加するため、脳の働きが活発になります。
血行促進
思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態。体内に酸素がたくさん取り込まれるため、血のめぐりがよくなって新陳代謝も活発になります。
自律神経のバランスが整う
自律神経には、体を緊張モードにする交感神経とリラックスモードにする副交感神経があり、両者のバランスが崩れると体調不良の原因となります。通常起きている間は交感神経が優位になっていますが、笑うと交感神経が促進し、その後急激に低下することにより、リラックス効果をもたらすので、交感神経とのスイッチが頻繁に切り替わることになり、自律神経のバランスが整います。
筋力アップ
笑っているときは心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発となって酸素の消費量も増えます。いわば”内臓の体操”の状態。静かに過ごすより笑っているほうが、カロリーの消費量が多くなります。さらに、大笑いするとお腹や頬が痛くなるように、腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などをよく動かすので、多少ながら筋力を鍛えることにもなります。
幸福感と鎮痛作用
笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、”ランナーズハイ”の要因ともいわれ、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減します。
まとめ
今回は笑うことの効果について科学的観点を交えて紹介してみました。どうでしょう。それでも「何も知らない人間が簡単に笑いましょうとか言うな」という声も聞こえてきそうなので、ここからは少しボクの話をします。
ボクは幼少からずっとネガティブな感情を抱えて生きてきました。環境の変化の不適合、友だちのいない孤独時期、いじめ、両親からあまり愛されていないと感じていた不安期、厳しい教育。社会人になってからはパワハラ、モラハラ、過重労働、そして適応障害と共に心の問題を抱えました。
ただ、だからといってネガティブなままでいるわけではありません。というより、ネガティブなままでいてはいけないと感じていましたし、今も感じています。そしてその対応策として今までで一番効果があったのが「笑い」・「笑顔」です。そうは言っても何もないところで笑うことはかなり難しいです。なので、ボクは笑えるところに身を置くように心掛けました。
一番は心の許せる人と友だちになること。なのですが、これは無理やり作ろうと思って作れるものではないので、そういう時はあえて人と関わらない様にもしました。その時代わりに行ったのは趣味や勉学への没頭です。逃げるは恥でもなく役に立つ。
また自身の能力を高めて結果が出る様にするというのもありました。ですがこの場合は必ず笑えるわけではないので笑いを得る方法としては難しいと感じています。
あと効果があったのは、笑える趣味を見つけること。ボクは子供の時はギャグ漫画が大好きでした(今もそうです)。最近ではYouTubeでお笑い芸人のタイムマシーン3号のネタなんかを観たりしています。
上記にもある様に笑うと幸福感が増します。笑いは人間が抱えるネガティブな問題に対してとても役に立つと実感しています。
人生には限りがありますから、出来るだけ幸福でいる時間が多いほうがいい、そのためにも笑う時間は多い方が良いと個人的には思います。新型コロナウイルスの脅威が薄れた後はより多くの笑いと笑顔を得る機会を増やしましょう。
小さなことから少ずつでも、笑う習慣を。
それではまた。
参考・引用:サワイ健康推進課 “笑い”がもたらす 健康効果