みなさんは普段足の重心位置を意識されていますか。おそらく無意識の状態でいることの方が多いと思いますが、足の重心の位置ってけっこう重要だと思うんです。今回お伝えするのは足の重心位置。これを意識的に変えて身に付ける事で様々な効果が得られるので、普段の生活の役に立てて頂けたらと思います。
距骨を意識する
もし今立てるような状態でしたら、足の重心位置を意識して立ってみてください。足のどの部分に重心がきているでしょうか。おそらくですが、なんとなく足の外側に重心がきていると思いませんか。これは身体の構造上、自然な重心位置であると言えます。
もしこのような重心位置になっているなと思ったら、今度は踵の少し前内側にある「距骨」に重心を持ってくるように意識して立ってみてください。
距骨を中心とした位置に重心をもってくると、なんとなくこういった重心バランスになるかと思います。この状態になると、内重心になります。
筋肉の使用は最小限にして骨で立つ
距骨を意識した内重心になると、内側の筋肉を使用するようになります(腓腹筋内側頭や内転筋群など)。これらの筋肉の使用の比重を多くすることにより、普段多く使用している外側の大きな筋肉(大腿四頭筋など)を筋緊張から解放しバランスのとれた姿勢になります。
この重心位置は骨格で身体を保つ比重の高くなる位置となるので、全体の筋緊張も解放でき、下半身の疲れを軽減する姿勢を形成することになります。
O脚に効果あり
下の2つの画像を見てください。1つ目が外重心、2つ目が内重心の画像です。外重心にすると必然的にO脚になりやすいです。O脚で困っている人は内重心をより意識してみましょう。
内重心になるとX脚になるのではないかと心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、上記で述べた「距骨」の位置を意識してもらえれば大丈夫。その位置であれば内に寄り過ぎることはないのでご安心ください。
※距骨を意識しない内重心は内に行き過ぎる可能性があるので注意
効果・まとめ
距骨で立つことによる効果
・筋緊張緩和・血流改善
・筋肉バランスの改善
・O脚改善
今回は足の重心位置についてでした。これは特に難しいことはなく普段の意識だけで変えることが出来るので「距骨」をしっかり意識して重心位置を変えてみてください。
電車に乗る人はこれが出来ると揺れに身体が持ってかれることが無くなるので電車に乗った時に確認してみるといいかもしれません。
また座り姿勢でも「距骨」を意識すると姿勢を自然と正せるようになるので、そこで確認するのも良いかと思います。
普段のちょっとした心掛けで健やかなライフワークが可能となります。
是非お試しください。